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白髪は何故生えるのか?

まず白髪とは?

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ある日突然、気になりだした白髪の悩み。

いわゆる若白髪と言われる、20代で生え始める人もいれば、

30代半ばで生え始め、「私もそんな歳かあ。」なんて、寄せる年並みにくじけそうになる方も多いのではないでしょうか。


ではそもそも、「何で白髪って生えるの?」

この人類みな兄弟共通の疑問に、私牛尾が髪のプロフェッショナルである美容師を代表して、出来るだけ分かりやすく解説していきたいと思います。

 

①髪の生える仕組みと白髪になる仕組み
 髪は髪の根元にある毛母細胞という部分で作られています。そして、いわゆる普通の黒い髪は、「色素細胞(メラノサイト)」が作り出すメラニン色素が髪の内部に取り込まれることにより、黒い髪となって生えてきます。

なので、白髪はこのメラノサイトによる着色がされずに生えてきてしまった髪の毛なのです。

ですので、メラノサイトの働きがうまくいっていない=白髪となるわけです。

 

②白髪になる原因【その1 栄養不足】
 原因の一つとして、栄養不足が考えられます。

メラノサイトの働きを正常にするためのはいくつかの栄養素が必要です。


☆タンパク質
 髪の毛の主成分90%以上はタンパク質の一種である「ケラチン」と呼ばれるものです。

そのケラチンは18種類のアミノ酸から作られており、その中でも特に「L-リジン」と「チロシン」と呼ばれるものが重要です。

L-リジンは「オルニチン」と一緒に摂取することで、髪の育成を促す働きがあり、肉類、卵、大豆などに多く含まれています。

チロシンは、メラニン色素の原料となるものの一つで、チーズや大豆に多く含まれています。


☆ミネラル
 ミネラルの中でも髪の成長に特に重要なのは、「アルギン酸」、「亜鉛」です。

アルギン酸は、海藻のヌメリを作り出している成分で、髪の保護をしたり、頭皮の乾燥を防ぐ役割があり、

海藻類に多く含まれています。

亜鉛は、髪の成長に必要なタンパク質の吸収を高める働きがあり、魚介類やナッツなどに多く含まれています。


☆ビタミン
 多くの種類があるビタミンの中でも、特に重要なのが、「ビタミンC」と「パントテン酸」です。

ビタミンCは、肌や髪の毛を作るために必要なコラーゲンの生成に欠かせません。

つまり潤いのある健康な肌や髪を作るのに欠かせない存在です。

これは、いちごや柑橘類に多く含まれていますね。

パントテン酸は、身体を作るあらゆる細胞やホルモンの合成を助ける働きがあり、

レバーや納豆に含まれています。


以上のタンパク質、ミネラル、ビタミンが不足することが、白髪になる原因として考えられるのです。

 

③白髪の原因【その2 遺伝】
 両親どちらかが若い人時から白髪が多ければ、遺伝的影響が関係してきます。

ただし、重要なこととして、遺伝するのは「白髪が生える」という遺伝子ではなく、「白髪が生えやすくなる」という遺伝子です。

つまり、メラニン色素が生成されにくい遺伝子だったり、成長ホルモンの分泌量が少ない遺伝子などが遺伝することが研究により証明されています。

しかし、諦める必要なありません。

後述する、白髪を生えにくくする対策を講じていれば、白髪が生えるまでの時間を遅らせることは出来ます。


④白髪の原因【その3 精神的ストレス】
ストレスによっても白髪が増えると言われています。

ストレスによる影響は2つあります。

1つ目は、ストレスにより、血管が収縮し、血行不良になりやすいということです。

血行不良になると、髪の成長、白髪の抑制に必要な栄養素が毛母細胞まで届きにくくなります。

有効な対策としては、頭皮マッサージヘッドスパが効果的です。


2つ目は、ストレスにより、交感神経が優位になり、皮脂の分泌が活発になります。

その皮脂が空気に触れ、徐々に酸化して過酸化脂質になります。

この過酸化脂質が頭皮の雑菌と混ざると、それが刺激となり、フケやかゆみを誘発したり、ドロドロの過酸化脂質が毛穴に詰まると、抜け毛や細毛、うねり毛の増える原因となります。

また、過酸化脂質が雑菌を増殖させると、加齢臭の原因となる「ノネナール」という物質を発生させることにもなります。

そして、この過酸化脂質が頭皮に増えると、メラニン色素を作り出すメラノサイトの働きが抑制され、白髪が生える原因となりうるのです。

なので、この過酸化脂質は、頭皮にとって大敵であり、これを除去するには炭酸シャンプーなどを使ったスカルプクレンジングが有効な方法です。


⑤白髪の原因【その4 加齢】
ほとんどの人が、加齢によって、白髪が増えてきますが、それはシンプルにメラノサイトの働きが悪くなるからです。

メラノサイトの働きが悪くなり、メラニン色素の生成が鈍くなって白髪が多くなっていきます。

髪の毛はヘアサイクルに基づき、4~6年で抜け落ちますが、抜け落ちる際にメラノサイトも同時に失われます。

若い時は、次の髪が生えてくる際にメラノサイトも再生しますが、加齢と共に再生しないケースが増えてくるのです。


⑥白髪の原因【その5 紫外線】
頭皮が紫外線により、刺激を受けることで、活性酸素が生成されます。

これが多く生成されると体が酸化していき、体内の細胞や遺伝子が正常に働きにくくなります。

それにより、毛母細胞の働きが悪くなり白髪の原因となることもあるのです。


⑦白髪の原因【その6 睡眠不足】
睡眠中には、「メラトニン」というホルモンが分泌されます。

これには体内の活性酸素を除去する働きがあります。

たっぷりと睡眠をとることは、体内の細胞の働きを正常化し、それにより白髪の生成を抑制することにもつながるのです。


上記の、栄養不足、遺伝、精神的ストレス、加齢、紫外線、睡眠不足

これらが原因で白髪はどんどん増えていくのです。


では具体的にどのような対策が取れるのか?

僕個人が考える原因の順位としては

①遺伝 

②加齢

③栄養不足

④精神的ストレス

⑤睡眠不足

⑥紫外線

これはあくまで、 僕個人の見解です。


遺伝、加齢に関してはどうにも抗いようがありません。

親をうらんでもしようがないし、年を取るのを止めることは出来ません。

なので、具体的に対策が取れるのは、それ以外の原因に対してです。


対処法はまた次回に!